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ウェブデザインについて考えさせられた2014年

2014年も残りわずか。本日仕事納めの皆さんお疲れ様でした。
ありがたいことに今年は昨年に比べてデザインをする機会が増えたように思います。
増えたと言っても個人でやってますし大したことはありませんが・・・
でもおかげでウェブデザインについていろいろ考えさせられた一年でした。

ホームページにデザインは必要なのか?

これが今年一番考えされたことかもしれません。
極論を言えばいらない。でもこれはほんと極論でデザインを補って余りあるくらいしっかりした中身(コンテンツ)があればの話。
未だにデザインにはこだわるけど、ホームページに載せることについてはさほどこだわらないという人がいます。
ただこれは制作側がホームページに大事なのはデザインだけではないんですよ、という方向に導けてない責任でもあるので、その場合は反省しなければならない。

ウェブデザインは見た目よりも、読みやすさであったり導線であったり、機能をデザインするという意味合いが強いので、世のクライアントさんにはどうかデザインは制作側にお任せいただきたい。
配置配色にも意味があることなので、単純に好みで場所変えてとか色変えてというのは機能を壊すことになりかねないからです。
逆に言うと「なぜこの配置、この配色なのか」を説明できない人には、ちょっと疑いの目を持った方がいいかもしれません。

デザインにお金をかけるべきなのか?

ホームページを作ってもらうということは、そこには当然「予算」があります。
自分で更新したい、タブレットにもスマホにも対応したい、デザインにもこだわりたい、でも予算は○万円しかない。その予算では全てを実現するのは難しい。
こんな時、限られた予算をどこに投資するべきか?
制作会社の考え方や得意分野もあるし、そのホームページで何をしたいのかにもよるので一概には言えないけど、デザインは必ずしもオリジナルである必要はないと僕は思ってます。

例えばショッピングサイトの制作依頼があったとします。
当然ショッピングサイトを作るということは商品が売れてほしいと思ってるわけです。
限られた予算をデザインに投資することで、機能が不十分になったり、スマホ対応ができなかったりで購入機会を損失するようであれば、デザインは条件を満たすものであればテンプレートでも構わないと僕は思います。
当然ショッピングサイトを作っても見られなければ商品は売れないので、デザイン費を抑えて広告を出すという選択肢も予算の使い方としてはあるわけです。

デザインは誰に向けて作るのか?

これはデザインにこだわるお客さんに多いのですが、自分の好みのデザインにしたがる人。
お金を払ってるのは自分なんだから、という気持ちもわからなくはないのですが、お客さんの好みで作ったデザインが、そのホームページを見る人にとって良いデザインとは限りません。
デザインにこだわるというのは、その先にいるエンドユーザーを想定してこだわるべきで、これも極論を言えば、お客さんの好みとか、デザインする人の好みとかはどうでもよろしい。
ホームページを見て、仕事を発注してくれる人、商品を買ってくれる人は誰か?ということ。

デザインを制作する人間として・・・

ここまで書いたことを読み返すと、僕のことを「デザインを大事にしてない人」と思うかもしれませんが、そんなことはありません。
本音を言えば、どこにでもあるテンプレートなんて使いたくないし、できることならお客さんの好みのデザインを作ってあげたいし、自分の好みのデザインを作りたいと思います。
でも最終的にホームページでしたいことは何かを考えて、限られた予算で最大の効果を考えた場合、デザインを最優先すべきではない時もあるということ。

個人的なこだわりとしては、ここまで書いてきたことはもちろん、100点は取れなくても、70〜80点の安定したクオリティのデザインを一定のスピードで提供できるように頑張りたい。
70〜80点ってこれまたネガティブな発言だな〜と思われるかもしれませんが、仕事を発注する立場の場合、100点の日もあれば20点の日もある人には安心して仕事を頼めないと思うわけです。
そもそもホームページというメディアは完成がないので、何をもって点数を付けるか?ということではありますが・・・

こういうことを考える機会があるのも僕に仕事をくださる人がいるおかげです。
今年も一年ありがとうございました。お世話になりました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。お仕事のご依頼もお待ちしてます(笑)

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