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「作る」ということについて考えてみる

気付けば2ヶ月ぶりのブログ。とんだなまけ者です。良い子は絶対真似しちゃいけません。
珍しくバタバタしてて、意外とそんな時にウェブってなんだろーなーってことを考えたりします。

自分多くは語らないタイプです

こういう考え方ってちょっと古い考え方ですかね?あるいは日本人独特のものですかね?
こんなこと言いながらブログを書くというのも、矛盾してる気もしますが職業柄ということで。

何かしらモノを作ってる人間は、あーだこーだ言わずに作ったモノで言え、という厄介な持論(そんな大袈裟なものではないですが)を持ち合わせています。
これは自分に対するプレッシャーでもありますが、口ではスゲーこと言ってたのに、出来上がったもんはショボいじゃんって思われることほどカッコ悪いことはないと思ってるからです。

こんなこと言うと「結果が全て」と思ってるみたいですが、その反面、作ったモノに対する「過程」もとても大事だと思うし興味があります。

なぜそうなったかという過程を考える

人が何かを作るということは、そこに必ず理由があるはずです。
道具であればより便利にしようとか、食べ物であればより美味しくしようとか、作る人の想いとセットであることが多いと思います。
なんとなく作ったとかできちゃったってのはあり得ないわけで、稀にそんなことを言う人もいますが、それは「多くは語らない」の人の照れ隠しじゃないかと思います。

僕は出来上がったモノがなぜそうなったかというバックグラウンドに非常に興味があります。むしろ出来上がったモノより、なぜそこに辿り着いたかということを重要視してるかもしれません。
それはアートでもデザインでも音楽でもそうで、そこに自分ではない人のモノ作りに対する考え方があって、そこから刺激を受けたりインスパイアされたり、それは結果として自分の新しいアイデアとしてストックされていくからです。

ウェブという媒体

ここまで書いてきたことをいきなりひっくり返すようですが、こういう考え方はウェブという媒体に不向きだなと思うことがあります。

サイトを作る人間として、お客さん(クライアント)のことを理解する、過程を知るというのはとても大切だと思うので、この点については向いてると言えます。
ですが、サイトを訪れる人はほとんど自分の知らない人です。
ユーザーにクライアントのことを知ってもらうには「多くは語らないタイプです」なんて言ってられません。むしろ多くを語ってクライアントを知ってもらわなくてはなりません。

全てのユーザーがそうではありませんが、ほとんどのユーザーは過程なんて見てくれません。
クライアントの製品やサービスを使ってもらうには、その製品・サービスの出来上がった過程も大事ですが、価格、機能、デザインなど分かりやすい結果として、一瞬でその製品・サービスを「使いたい」とユーザーに思わせなくてはなりません。これは「結果が全て」に近いかもしれません。
ですがサイトの作り手としてはクライアントが歩んできた過程を無視することは出来ないし、したくないので過程と結果を良いバランスでユーザーに届けるための作業が必要です。

どんなモノを作る時もそうですが、作る前の準備(サイトで言う企画・設計)ではこうすれば良いのでは?というアイデアを考えることは出来ますが、実際にそれが伝わる形で落とし込む(サイトで言うデザイン・コンテンツ)ことが出来てるか?というのは正直常に不安です。
だからこそサイトというのは完成がなく、今さら言うことでもありませんが、運用していかなければならない媒体だとこの2ヶ月考えたりしてました。

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