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こだわりを持つことが必ずしも良いこととは限らない

人間誰しも少なからず「こだわり」を持って生きていると思います。
こだわりを持ってると言うと、信念を持ってる、自分自身がある、人の意見に左右されないなど、とても良いことばかりのように聞こえますが、時と場合によってはそれが問題になってることもあるのではないでしょうか。

周りが見えなくなるパターン

あまりにもこだわりが強すぎると盲目的にそのこだわりを正義と信じて、周りの意見に耳を傾けないということがあります。
もちろんこだわりを貫いた方が良い時もありますが、周りの意見を受け入れないということは新しい価値観を手に入れることや自身の成長を妨げる原因になってることもあると思います。
また、あなたに対して善意で意見を言ってくれる人というのはとても貴重な存在で、それをただただこだわりを押し通すために耳を傾けないというのは、人間関係そのものを壊す原因になりかねません。

手枷・足枷になってるパターン

これは僕自身よくあることなのですが、こだわりのせいで思考が凝り固まってしまい自由度が失われることがあります。

例えばデザイン。僕はデザインはシンプルなモノが良いと思っています。
シンプルなデザインは洗練された印象や高級感を与えてくれますが、親近感を感じてもらいたかったり、あえてチープ感が必要な場合など、洗練された感じや高級感を必要としていないことも時にはあります。
それなのに僕が「デザインはシンプルなモノが良い」とこだわっていると、「シンプル」という枠の中でしかデザインを考えなくてはならなくなります。
高級感とチープ感という矛盾したものを同居させようとして、結果中途半端なものが出来上がる。
これはクライアントにとっても、エンドユーザーにとっても良いこととは言えません。

そのこだわりが自分だけのことで完結しないことであるならば、こだわることが周りの人にとっても良いことであるかも考えた方が良いでしょう。

こだわりはざっくりしてて良い

まぁ、誰の迷惑にもならない自分の趣味などのこだわりであれば、とことんこだわっても良いと思いますが、それが誰かと共に成し遂げようとしてるコトであったり、誰かのためにしてるコトであるなら、何のためにこだわるかを考えるべきでしょう。

例えば、まだ誰も見たことのない面白いモノを作るって言ったって、自分だけが面白いと思えるモノなのか、たくさんの人に面白いと思ってもらえるモノなのかでこだわる部分も変わってきます。
ですが、どうせなら自分だけが面白いと思えるモノにこだわってそれを押し付けるより、自分も周りも面白いと思えるモノを”作ること”にこだわる方が良いと思いません?

そのくらい広いこだわりであれば、変な偏りや手枷足枷もなくなって発想も自由になり、結果面白いモノが作れたりするのではないでしょうか。
こだわりを持つのは良いことですが、それが何のためにこだわるかで、こだわりは単なるワガママになってしまうこともあると心にとどめておきたいと思います。

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